家族写真の出張撮影サチカメ!の なかじまさちこ です。
小学生の女の子とお母さんの餃子作りを密着撮影させていただきましたので、ご紹介します。
撮影したのは春でしたがなかなかご紹介できておらず、でもとてもステキなご家族の写真を撮らせていただいたのでぜひご覧ください。
エプロンをつけて
なんどか撮影に来てくれたことがあるご家族なので、娘ちゃんとも顔なじみ。
うちの子たちに比べたら口数も少ない子なのですが(うちの子たちは誰に対してもマシンガントークなので比較対象にならないかもだけど)、ニコッーと笑ってこちらに視線を送ってくれて、ちゃんと受け入れてもらっていることをその態度から感じました。
材料の準備
餃子作りは、彼女がまだ小さい時からの定番メニューだったそうです。
最初はママの背中でその様子を眺めていた彼女も、だんだんと大きくなるにつれて参加するようになり。
そして今日、初めて餃子のタネ作りからお手伝いに参加します。
材料となる豚ひき肉、キャベツ、ニラを取り出します。
切ってこねて
ちゃんと「ネコの手」ができているので、てっきりもう何度かやっているのかと思いきや、実は包丁を握るのもこの日が初めてだったとか!
これにはとてもびっくりしました。
訳を聞くと、NHKのクックルン(子どもの料理番組)での予習の成果だそうです。すばらしい。
おみそ汁用の具も切りました。
まだ背伸びをしないと届かない足元。きゅんとします。
包んで焼いて
ここからはどんどん包んでいきます。
さすがのママは慣れた手つき。いち、に、さん、とリズムよく包んでいきます。
娘ちゃんも娘ちゃんで、なかなかのよいペース。
スプーンでラグビーボール型に整えてから包むので、大きさが揃っていて仕上がりがきれいです。
その頃、パパと妹ちゃんは
その間、パパと妹ちゃんは、アンパンマンのビデオを見たり、おもちゃで遊んだり。うとうとしちゃったり。
いただきます!
さて!焼けました!
さっそくみんなでいただきます!
おみそ汁もおいしい〜。
私もごちそうになりましたが、餃子もおみそ汁もやさしいお味で本当においしかったです。
会話から垣間見える暖かい親子関係
食事をしながら「○○ちゃんは、本当に包むのが上手になった」「形もそろっている」「焼き具合もちょうどいい」とべた褒めのパパさん。
ママさんも「本当に上手」と、二人とも心から感心し切った様子で話していたのが印象的でした。
「褒めて伸ばす」とか、そんな次元のことではなく、本当にこのお二人は心の底から思ったことを口にしているから、放つ言葉のどれを取っても嫌味がなくすーっと心に入ってきます。
その証拠に、それを聞いた娘さんの誇らしげな表情と言ったら!
とても素敵な親子関係だなぁとファインダー越しに感じていました。
「日常が幸せだなぁ、としみじみ感じました」
後日、感想をいただきました!
日常をキラキラとこんなにステキに切り取っていただきとても嬉しかったです。料理している二人だけでなく、それ以外のショット(夫と次女の様子、リビングの写真立て、など)があったことが嬉しかったです。家族で食卓を囲む写真は、記念日以外今まで撮ったことなかったので、新鮮でした。いつものごはんの風景を客観的に見られたことで、日常が幸せだなぁ、としみじみ感じました。今回は本当にありがとうございました!
おふくろの味
大人になって、実家を出て、結婚して、改めて思い出す「おふくろの味」。
私は兄弟が多かったので(四人姉弟です)、弟たちが食べ盛りの頃には10リットルのヤカンで麦茶を沸かし、10リットルの鍋でカレーを作り、唐揚げのためにやはりキロ単位で肉を購入していました。
私が浪人した年には受験生が3人になってしまったのですが、試験の前の日には必ず「チキンカツ」が出てきたことも思い出で。(「キチンと勝つ」って意味だったみたいです。ダジャレ?笑)
まだまだ書こうと思えばいっぱいある食事の思い出です。
それはもう当たり前のものになりすぎていて、その時は感謝の気持ちを感じることもなかったけれど、今になって思えば、たしかに今の私を作っている一部になっています。
今回撮影させていただいたご家族にとっては「手作り餃子」が将来の「おふくろの味」として娘ちゃんたちの中で残り、育っていくのかもしれません。
そんな未来も見てみたいな、と思った撮影でした。