遅ればせながら、この秋に撮影させていただいた写真を紹介していきます。
今回は、三姉妹ちゃんの七五三とお宮参りの半日をご一緒させていただいたときのものです。
たっぷりと2時間強の時間をともにして、着付けが終わったところから、神社への移動、神社でのお参りのようすを追いかけさせてもらいました。
お写真多めですが、それでも厳選して、ご紹介していきます。
「型通りの記念写真だけだとちょっぴり物足りない」
「ドキュメンタリーとしてお参りの一日を残しておきたい」
「フォトグラファーという第三者から見た、客観的な家族の姿を見てみたい」
という人には興味を持っていただける内容かと思います。^^
着物レンタルショップで着付け
ちょうど着付けが終わるくらいの時間から撮影を開始しました。鏡の前でニコニコのこちらが、七五三の主役である長女ちゃんと次女ちゃん。
お姉ちゃんがしっかり妹の手を取ってあげていて。そんなシーンに初っ端から胸にこみ上げるものがありました。
お店の前で記念撮影。パパに抱っこされているのが三女ちゃん。お宮参りです。こんなお着物があるんですね。かわいい。
お店の前の道路で。
撮影中も通りすがりの人の注目を集めていました。この自転車の方も、このあと自転車を止めて立ち話。
神社へ移動
さて、いよいよ神社へ移動です。
次女ちゃんはベビーカーで。草履はさっそく脱いでしまいました。
移動中も注目の的。「かわいいね〜」「おめでとう〜」と声をかけてくれる人もたくさんいました。
タクシーに乗り込んで。「もう疲れたよー」という感じの次女ちゃん。着物ってやっぱり子どもにとっては窮屈なものですよね。
神社での撮影
まずは鳥居の前で記念撮影。次女ちゃんが、お姉ちゃんやママの髪飾りを触ろうとしているのがかわいい。
今回は「枚数おまかせ」の撮影プランなので、基本的に目つぶり以外はお渡ししています。
枚数限定のプランだと、おそらくこのうちの1枚しかお渡しできないのですが、ほんと、この1枚って決めきれないんですよね。3枚並んだからこその味わいもありますしね。全部お渡しできてよかったです。
長女ちゃん。せっかくのお着物なので、七五三ではしっかり全身をとらえた写真も必ずお撮りします。
視線とか、表情とか、たいした指示はしていないのにとても上手でした。
次女ちゃんもここで撮りたかったけど、気分が乗らないようだったので、のちのチャンスに期待し、お参りを進めることにしました。
手水舎にて
あぁ、着物の所作って美しい。
パパと遊びながら
あれっ?
おっと!こちらも。
背伸びをしちゃって。なんとかわいい。
ママが祈祷の申込書を記入している間、パパが遊んでくれていました。わたしはその場面をただとらえただけ。
この表情もパパの技。普段の延長で子どもたちと遊びながら、たくさんのシャッターチャンスを作ってくださいました。
腹が減っては戦はできぬ
絵馬掛け所の前で
次女ちゃんリベンジ
気分が乗ってきてくれたので、次女ちゃんの全身ショットも撮れました。ここでもまたパパが気を引いてくれています。
お子さんの普段通りのいい表情を引き出すためには、本当にパパとママの力が欠かせないなぁと思います。
たくさんのご協力、ありがとうございました!
お客様のご感想
長女と次女をメインに素敵に撮っていただいてすごく嬉しいです。7歳と3歳のそれぞれの良さが存分に引き出されていて素晴らしかったです。家族が揃えて嬉しいことも写真から伝わってきました。親子のふれあいの愛おしさも感じられました。当日は山あり谷ありでしたが、そんなことを微塵も感じさせないフォトストーリーをありがとうございました!
感想の中の「フォトストーリー」という言葉、わたしはこの言葉を使ったことはなかったけれど、もしかしたらわたしがやろうとしていることはこれかな?という気がしました。
記念写真の合間の写真、普通なら写真に収められることのなかった、でも普段よく目にしているはずのシーン、それらを写真に収めることで、その日一日がストーリーとして紡がれる。
ストーリーとなった一日の記録はより深く見た人の心に刻まれる。
そこからたくさんの思いが派生する。コミュニケーションが生まれる。大切なものを確かめられたり、勇気付けられたり、なんらかの礎となっていく。
そういう価値ある写真を撮りたいし、そういう写真の良さを伝えたい。
記念日の写真を撮りながらも、本当に撮りたい、伝えたい、価値を知ってほしいのは普段通りの日常の場面だったりします。
わたしたちの日常ってほんとうに美しいと思うから、それをわたしの写真技術でキャッチして、「ほら、美しいでしょ」って分かち合いたいんだなぁと思います。
そんな理想にちょっとだけ近づけたかな?と思える撮影でした。
ご一緒できてうれしかったです。ありがとうございました。