最近は和装でお参りする人が多いかなという印象ですが、今回は洋装スーツでの5歳の男の子の七五三でした。スーツ姿もキリッとしていてかっこいいですね!
七五三シーズン真っ只中での撮影だったので、開始時間についてはお客様と相談して、朝一番でご祈祷前に集合しました。おかげで、朝の光がきれいな時間帯で撮影できましたよ。
それでは、いくつかのお写真を紹介していきます。
お参りの前に手水舎で清めます
「おはようございます!」と挨拶をすませたあとは、手水舎で手を洗うことになりました。お母さんに教わりながら、慎重に水をすくっています。
ちゃんとお口を拭っているのがかわいい。
鳥居の前で
大きな鳥居が二箇所ある神社でした。はじめに、南側の鳥居で撮影しました。
等間隔に並んでもらって、ビシッとかっこよく!
主役の男の子、注目されて照れているところがかわいいですね。
こういう参道での撮影では、人や車の往来をじゃましないために、パパッと短時間で終わらせることを意識しています。日本人って国民性なのか、撮影のじゃまにならないように避けてくれたり、待っていてくれたりするんですよね。でも、通りたい人がいたら先に通っていただくように、撮影に集中しながらも周りを見るように心がけています。
おばあちゃんとお孫さんたちで。
品があり、笑顔が素敵なおばあちゃまでした。ほわんという空気感が写真にもあらわれている気がします。
そういえば、「祖父母と孫の写真」って撮っていますか?この写真を撮ってみて、わたしも気が付いたのですが、我が家はほとんど撮っていません。。。生まれた直後にお見舞いに来てくれた時に撮ったくらいかも…。今度帰ったときは撮ろう!(身内に声をかけて撮影するのはちょっぴり緊張しますが。笑)
男チーム・女チームにわかれて撮影
次は場所を移して、東側の鳥居で撮影です。
男性チームで撮影。サッカーをやっているという主役の男の子。お父さんと一緒に、シュートのポーズです。
まだ身長がお父さんの半分くらいしかないんですね。これが、あと5年、10年経つとどうなるか、楽しみです。
続いて、女性チームです。母と娘、見つめあって思わず笑ってしまったその表情と、しっかりと手を握っているところに絆を感じます。わたしがしたことは、立ち位置と目線を指定したことくらいで、他は何もしていません。でも、すごいですよね。写真って、もとからその人が持っている魅力をしっかり写し出してくれるものだなぁと思います。
おばあちゃまも加わって、親子三世代で。に、に、似てる…!DNAを感じます!
姉弟での撮影
親子で前後に立ってもらって、こんなシーンの撮影もしました。撮られている方はどんなふうに写っているのか想像がつかないのでドキドキするようです。カメラのモニターで撮れた写真をお見せすると、「わぁ!すごーい!」と驚いていらっしゃいましたよ。
「子どもたちが手をつないでいるのが、微笑ましくて好きです!」と言っていただけた一枚です。
皆さんでの集合写真もお撮りしました。ここ以外でも、何箇所かで集合写真は撮っています。
本殿へ移動
十分に撮影はできました。そろそろご祈祷の時間なので、本殿の方へ移動します。
突然、ブラーン!さすが元気いっぱいの少年!少し前を歩いていたので撮れました。こういう場面は瞬発力が試されますね!
祈祷の待合所で自然なようす
ご祈祷の待合所で、おみくじを引くことにしました。
目をつぶってガサゴソしているのがかわいい。
子どもたちが引いていたのは、こちらの「幸福おみくじ」でした。なんだか縁起がよさそうです!
何が出たのかなー?お互いに、相手のを気にしながら開封。楽しそう!本当に仲の良い姉弟だなぁと感じます。
こういうふとした一コマの写真もいいですよね。記念となる写真も撮りながら、こういう「日常」に近いシーンを一枚でも二枚でも撮れやしないものかと、いつも虎視眈々とねらっています(笑)。
そしてここでも飛び跳ねる5歳男児!!の図。元気が有り余ってますね!!会ったばかりの頃に比べたら、すごくリラックスしてきてくれたことがわかります。
このあとご祈祷をすませ、また何シーンか撮影させていただき終了となりました。
貴重な七五三参りというご家族のイベントにご一緒させていただきありがとうございました!
「移動中やふとしたひとコマも楽しく思い出して笑ってしまう!」
後日、写真を納品すると、とても喜んでくださいました。
移動中やふとしたひとコマを撮っていただいていて、それも楽しく思い出して笑ってしまう!おみくじひいて「これはお金がたまる意味だよ」って教えた時の息子の目が真ん丸になっている写真も面白かったし、常にかっこいい顔をしようとしている息子が笑えた!最近娘も反抗期?思春期?で家ではひどい様相なのでにこにこしている写真を見て心を鎮めようと思います。
「移動中やふとしたひとこま」というのは、わたしも大切にしている部分なので、その良さを受け取っていただけてすごくうれしかったです。
きちんと記念の写真を撮影するのは、「職業」的な部分としてある意味当たり前。その一連の中でも、普段なら見過ごしてしまったり、あまりにも見慣れすぎて写真に残すことさえ意識しないような「日常」に近いシーンを、一つでも多くキャッチすること。そして、手渡すこと。それによって、ふっと笑ってもらえたり、愛おしい気持ちが湧いてきたり、、、そんなふうに写真を通じて誰かと関われたら、わたしの仕事としては完成するのかなと思っています。
あの終始ニコニコのお姉ちゃんが家ではムスッとしてたりするのか!!でもその「ムスッ」も「ニコニコ」もどちらも本当の姿、なんですよね。
またいつか撮影させてもらえたらうれしいです。