公園でビジネス用プロフィール写真の撮影。撮影も一種の場作り。

ぽかぽかと太陽が降り注ぐ秋晴れの日に、プロフィール写真の撮影をさせていただきました。

撮影場所に選んだのは、お客様のお住いの近くの公園。

早めに着いて公園内を一周していると、ほんのり色づき始めた木の葉に光が差し込んで、「うわぁ!いい写真撮れそう!」とふつふつと興奮する気持ちが湧いてきました。

秋晴れとは言え、わりと雲のある日だったので、ときどき太陽が見え隠れ。それにより公園はさまざまな表情を見せてくれていました。

お写真を数枚、紹介します。

お写真の紹介

今回のお客様は、とある団体の代表をされていて、その活動でのプロフィール写真が必要で、ということでご依頼をいただきました。

まずは遠目から雰囲気を捉えた写真。

会話をしながら、少しずつお互いに緊張をほぐし、プロフィールとして使えそうな写真を撮影していきます。

公園内で何箇所か場所を変えながら撮影しました。

ここは並木道…紅葉にはまだ早いようでしたが、ここが黄色くなったらめちゃくちゃキレイなんだろうなぁ。

残りの時間は、ちょっと遊びながら、お客様の新しい表情を収められたらいいなと思いながら、いくつかの場面設定で撮ってみました。

手の動きをつけて。

話しかけてる感じ。

個人的にはこの表情が一番好きです。とっても柔らかくて温かいお人柄がとらえられている気がしています。

出会って数分という短時間の間で、こんな表情を見せてくれたことがうれしいなぁ。

最後はスタイリッシュに。

クールに決まりました。

撮影中、ずっと笑顔を絶やさず、またたくさんの話題を提供してくださり、楽しいひと時でした。

ご感想

必要に迫られてプロフィール写真を依頼したのですが、お願いしてよかったな、と思いました。
子供が小さい頃よく連れて来た家の近くの公園で、素敵な写真を撮っていただいて、子供が小さい頃からを思い出すような機会となりました。普段よく見る場所で、こんな綺麗な光の写真が撮れるのかと思うと、緊張しつつも興味深く、楽しかったです。次は家族で撮影していただきたいと思います。ありがとうございました。

と、感想をいただきました。

「お願いしてよかった」と言っていただけるのは、本当にうれしいことです。

今度はぜひ家族写真でお会いできたらと思います!

撮影=場作り

わたしは、曲がりなりにもお金をいただいて撮影させていただいているのですが、まだまだ技術的にも経験的にも十分だとは思っていません。

撮影のたびに「いい写真撮れた!」と自分をたたえつつ、同じくらいの割合で「もっとこうすればよかった」という反省会もしています。

もしかしたら、「これで十分」という日なんて訪れないのかもしれません。

けれどわたしは、昨日より今日、今日より明日の方がいい写真を撮れる自分でいるために、なるべくいろんな写真を見て良いイメージをインプットしたり、ノウハウを拾ったり、コンディションを整えたり、、、と積み重ねています。

でも一方で、撮影は相手ありきのもの。どんなにこちらが技術を磨いていっても、お相手に「いい写真を撮ってもらいたい」という気持ちがまったくなければ絶対にいい写真が撮れるわけがありません。

もちろん、声かけやポージングなどで、ある程度は引き上げられるかもしれないけれど限界はあります。

撮られる側の方が、撮影に向けて気持ちを高めてくれて、フォトグラファーを信頼し、自分の魅力を信頼し、撮影のその時を心から楽しんでくれたら、それが悪い写真になるはずがありません。

そういう風に気持ちを高められる雰囲気や関係性を作っていくという意味では、撮影も一種の場作りなのかもしれません。

わたしは、わたしの「撮影」という「場」を、どのようなものに仕立てていきたいのか。

ただ写真データの授受という以上に、そこにどんな変化のデザインをもたらしたいか。

そんなことを考えながら、撮影をしています。

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