こんにちは。家族写真の出張撮影サチカメ!のなかじまさちこです。
七五三のお写真の紹介です。
とても雨の多い10月。この日も朝からお天気が危ぶまれ、お参りの途中からざあざあ降りの雨になってしまいました。
七五三やお宮参りといった家族行事では遠方からご両親がいらっしゃる場合もあるので、雨といえども予定を延期できない場合もありますよね。
そんなときもなんとか工夫を凝らして撮影をしています。そして今回はパパさんがめちゃくちゃ協力してくれて、とてもいい写真を残すことができました。
どうぞごゆっくりご覧ください^^
今回の撮影プラン
家族写真プラン ショート
手水舎で
今回の主役は5歳の男の子。キリッと締まった黒の袴姿がステキです。
5歳にもなると上手に柄杓を使って手を清めていました。
本堂でご祈願とホッと一息
さっそく本堂の中に入り、七五三のご祈願です。ご開帳の間は撮影NGなので、私は脇で待機していました。
七五三というと神社へお参りに行かれる方が多いですが、お寺でもできます。
今回は南妙法蓮華経の日蓮宗のお寺だったので、本堂の中は金ピカの豪華な造りになっていました。
無事、ご祈願が終わりホッと一息。
千歳飴をいつ食べるか問題
七五三で頭を悩ませるのが「千歳飴をいつ食べるか問題」。子どもはもらうとすぐに食べたがりますが、ご存知のように食べ始めるとずっとなめていることになるし、手や口も汚れるし、なのですべてが終わってからいただくのが良いかと思います。
しかーし!どうしてもどうしても食べてみたい思いが募り、ちょびっとだけ…。
するとこの表情!すべてを許したくなっちゃいますね。
とても大人の話のわかる子で、少しなめたら仕舞っておくことができました。(うちの子たちだったらぜったいなめ続けていただろうと思うと、ほんとうにエラい)
雨を避けて本堂の外廊下で撮影
実は、本堂に入った直後から雨足が強くなってきて、ご祈願が終わる頃にはものすごい勢いで降り出していました。
どうしようかなぁと思っていると、パパが「ここなんてどうですか??」と本堂の外廊下を指し示してくれました。
覗いてみると、おぉいい感じ!パパさん、ありがとうございます!
ザ・七五三な写真。
それから、皆さんの集合写真を。
あれあれあれ、ふざけて前に出てきちゃった。なぜか一礼。
もう一度、集合写真。
せっかくのお着物の機会なので、女性陣だけでも。
ざあざあ降りの中、本堂をバックに記念撮影
雨はますます強く降り続けます。まだ本堂を入れての写真が撮れていなかったので、もう少し軒下で撮りながら雨が落ち着くのを待つか…なんて考えていると、またもやパパさんが「ちょっと見てきます!」と走っていってしまいました。
そして、本堂の正面、数十メートル離れたところにある香炉の屋根に入って、「ここから撮るのはどうですか?ここなら濡れなさそうです!」と教えてくださいました。
一度ならず二度までもパパさんに助けられてしまいました。
お客様の協力がいい撮影を作る
実は今回のパパさんのように撮影に積極的に協力してくださるお客様が本当に多いのです。
「プロの人だから、なんとかうまくやってくれるんでしょ」というハスに構えた感じではなく、「いい写真を残すために僕たち(私たち)にできることはないかな??」と考えてくださる方が本当にたくさんいて、すごくすごくありがたいことだなぁと思っています。
それは、いい写真を撮る上においては、私のカメラ技術以上に大切な要素だと感じています。
限られた時間内での撮影ですので、そのなかでいかに心が近づけるか、一体感を得られるかにかかっています。
こっちはもうそれこそ数日前から撮影するご家族チューニングしていくというか、かなりの気持ちの部分をそちらに向けています。
そんな私の気持ちとお客様の気持ちが当日ガチッと噛み合ったとき、本当に素晴らしいセッションになる気がしています。
お客様と双方向に気持ちが通うような、そんな撮影を作っていけたらといつも考えています。
タクシーを待つ間に
本堂の前での集合写真を撮り終えると、主役の男の子に「もうお写真撮りたくない!」とピシャッと言われてしまいました。気持ちをちゃんと言葉で伝えてくれるステキな男の子です。
というわけで、撮影はお開き。タクシーを待つ間に、男の子に嫌がられない程度に撮らせていただきました。
ママとのいい雰囲気の写真だから許してね。