三人姉弟の末っ子くんのお宮参りはドラマがいっぱい。ストーリー性のある写真とは(愛媛/西条)

出張撮影サチカメ!の中島佐知子です。

撮影レポートが滞ってしまっていましたが、少しずつご紹介していきたいと思います。

順不同となりますがご了承ください。

今回はお宮参りの撮影です。三人姉弟の末っ子くんのお参りということでご依頼いただきました。

今回の撮影
plan:記念日や日常の撮影プラン
location:愛媛県西条市

「記念日や日常の撮影プラン」とは

「記念日や日常の撮影プラン」は、現在サチカメが一押ししている撮影プランです。

プランの内容としては、たっぷり2時間〜5時間の時間をご一緒しながら、その日の流れをありのままに記録していくパーツと、わたしが指示を出して記念のお写真をお撮りするパーツとが織り交ぜられているようなイメージです。

つまり、その日のできごとをドキュメンタリーとして記録しながら、記念写真も押さえていく。という、贅沢な内容になっています。

納品するお写真の量も必然的に多くなってしまいますので、わたしの方でセレクトしたカットをつなぎ合わせた「スライドショー」もお渡ししています。

これが結構「泣ける」のです。

ご覧ください。

※2023年のプランリニューアルにより「記念日や日常の撮影プラン」は終了いたしました。しかし、撮影スタイルは変わらず、ありのままを記録する部分と指示してお撮りする部分を織り交ぜて進めております。

撮影は待ち合わせ場所からスタート

撮影は、待ち合わせ場所からスタートします。

愛媛に来てから、だいたい皆さん車移動なので、駐車場で待ち合わせすることが増えました。

子供たちが無駄にぴょんぴょん跳ねるようすとか、「あるある!」と思いながら撮っています。

うさちゃんがいい!事件

階段をたくさん登る神社です。本殿は山の上の方にあります。

まずはご祈祷の受付を。

長女ちゃんが干支のお守りを見つけます。

「ウサギさんのがほしい!」

と言う長女ちゃん。しかし彼女は申年生まれ。その事実を伝えると、

「やだ!うさちゃんがいい!!!」

の一点張り。ついには不貞腐れてしまいます。そんな表情も。

さてさてこのあとご機嫌は取り戻すのでしょうか。

カメムシ事件

受付の事務手続きをしている間に、事件が!?

お父さんの背中にカメムシ!!

すかさずパーン!!!お見事です!

カメムシが日常茶飯事。これは田舎あるあるですね。

後日、写真をご覧になったご依頼主様にも一番気に入っていただいたシーンです。

記念撮影

ご祈祷までの空き時間で記念撮影をすることにしました。

紅葉が一箇所赤くなっているところを見つけたので。

橋の上でも。

うさちゃんがいい!事件の結末は

さて、ご祈祷の時間が迫ってきたので再び本殿まで登ります。

うさちゃんのお守りが忘れられなかった長女ちゃん、結局買ってもらうことに。

↑弟くんが足を支えてくれてるのとか、側で見ていてキュンとしてしまいました。

長女ちゃんの願いを受け止める、ご両親の懐の深さを感じる瞬間です。

眠たくなってしまった長男くん

無事ご祈祷も済ませ、最後は本殿前でパシャリ。

長男くんがちょうど眠たくなってしまったようです。靴も脱いで、顔をうずめた状態です。

実は、「目を覚ましてから撮り直しましょうか?」ともご提案しました。

でも「これも思い出です」と言ってくださり、そのまま撮影を続行することにしました。

ふたたびご家族のあたたかさを感じる瞬間でした。

解散の場所まで撮影

記念写真として必要なカットは撮り終え、その後は駐車場までご一緒しました。

あ、そうだ。忘れてはいけない。姉弟ショットをまだ撮っていなかったので、ここで撮らせていただきました。

そして駐車場へ向かう道すがら、長女ちゃんはずっとひょうきんな顔で楽しませてくれました。

最後は二人でダンス♪

なぜこんなにも「泣ける」のか

冒頭でお見せしたスライドショー。「泣ける」という表現をしました。

ただ単に写真をつなげて音楽をつけたものなのに、なぜ泣けてくるのか。

それは「ストーリー性」があるからだと思います。

写真一枚の中にも、さまざまなエピソードや気持ちが込められています。

ハッとする瞬間だったり、弾けるような笑顔だったり、ちょうどいい感じに差し込んだ光だったり。

一枚を見ていても沸き上がってくるものがたくさんあります。

ただ、一枚だけではその感動が伝わりきれない種類のものも中にはあって。

たとえば、このカメムシのくだりが分かりやすい例だと思うのですが

この写真だけだと、どんなシーンだかわかりにくく、説明が必要です。

だけど、2枚並べた途端に、ストーリーが生まれます。なんだかグッときます。クスッと笑えます。

写真というものは、連続で見る良さもあると思うんですよね。

瞬間瞬間を捉えるのが写真ですが、連続で眺めることで、その行間を埋めてくれる作用があり、より深くその場面に没入することができます。

ただ動画とは違って、完全に行間を補完し切らないという絶妙な塩梅がいいんだろうなぁと思います。

完全に説明し切らないので、見る人によって感じる余地があるというか。

受け取り側の自由度が高いのも写真の面白みだと思います。

そういう意味でも、写真データ単体だけではなく、それらを並べて編集した「フォトブック」もお勧めしています。

サチカメの撮影への思い

わたしは出張撮影において、「今日という日を、写真に。」という言葉を掲げています。

わたしが「一番」撮りたい(残したい)と思っているのは、「完璧なロケーション・完璧な構図・完璧な笑顔での文句のつけようがない最高の記念写真」ではなく、「その人が過ごした『今日』という一日のストーリー」です。

(出張撮影をしている人それぞれに目指すもの、思いがあります。そのどれが良い悪いではない、正解は一つではないと言うことを付け加えておきます。)

「今日」というたった一日を大切に過ごし、豊かさを感じることができたら、その連続で人生を豊かに感じることができる

だから、わたし自身もフォトグラファーである前に、自分の日常の暮らしを何より大切にしたい。

日常の記録を写真という形に残して、慈しむことを習慣にしたい。

そんなふうに日々を過ごしています。

お宮参りの日も、自宅で過ごす一日も、どんな一日も大切な一日。

思いに共感してくださる方の大切な一日を、これからも撮影していけたら幸いです。

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