写真を撮ることを通じて自分のことが前よりちょっと好きになった。

地域活動を通して知り合い、仲良くさせてもらっている友人のプロフィール写真を撮らせてもらいました。

撮影したのはもう去年の年末で、報告がすっかり遅くなってしまったけれど、この日の撮影もとても印象的だったので記録に残しておこうと思います。

この日は12月にしては暖かい日で、公園内を歩き回るうちに軽く汗ばむくらいでした。

撮影のときはコートなどは脱いでもらうので、この暖かさは助かります。

お昼過ぎに待ち合わせした私たち。

いつもは「母」という立場で会うことが多いけど、今回はフォトグラファーと依頼者という関係。

お互いにちょっと照れながら、撮影をする中で少しずつ間合いを図っていった気がします。

会社員をしながら、もう一つの活動では副代表として各地を飛び回っている彼女。三児の母でもあります。

ハツラツとしていつも笑顔で、会うだけで周りの人に元気を分け与えてしまう、そんなタイプの人です。

この笑顔が、私から見る彼女の印象に一番近いです。そう、こんな弾ける笑顔の人。

座ったり、立ったり、歩いたり、いろいろと動きながら撮りました。

撮りながらもたくさんおしゃべりをしていました。たしか、学校の図書の先生の話とか。

この「キリッと」した感じ、娘さんに好評だったそうです。

髪を下ろすとまた雰囲気が変わりますね。

自分のことが前よりちょっと好きになる

「自分のことが前よりちょっと好きになった」撮影後の感想で彼女はこう言ってくれました。

とっても素敵に撮ってもらえて嬉しかったです。自分の顔写真なんか恥ずかしくてじっと見れないだろうと思っていたのですが、光の加減など本当に素敵でまじまじと見ています。他人には自分がこう見えてるのかぁと客観的に自分のことが見れたり、自分のことが前よりちょっと好きになったり、気付きが沢山ありました。(感想より)

写真を撮ることの効用をキチンと言葉にしてくれて、私自身にも大きな発見がありました。

撮っている時は、光や背景を見ていい場所を選び、リラックスした表情が撮れたらいいなという思いもあって雑談をしたり(雑談自体もそのうち楽しくなっちゃうのですが・笑)、とにかく「いい感じに撮ってあげたい!」という思いのカタマリで臨んでいます。

でも結局は、「他人から見えている自分(お客様)」の姿をカメラを通して見せてあげている、ただそれだけのことなのかもしれません。

ただそれだけのことだけど、人はその写真を見てうれしかったり恥ずかしかったり、自分がより愛おしく思えたりするというのは、やっぱりすごいことだなぁと思うのです。

家族写真を撮るのはもちろん好きで、件数も一番多いけれど、こうしてじっくり一人の大人同士で向き合えるプロフィール写真の撮影も好きです。

これからどんどんやっていきたいな。近々、モニターさんを募集します。

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